スペインリーグ
約1年ぶりに、フットサルスペインリーグを撮影。
今回、スペインに来てからお世話になっていたのは、ご存知の通りだと思いますが、
やっと写真が撮れたので・・・
Cartagena所属、荒牧太郎さん
ベンチ入りするも、ピッチには立てなかった。
非常に厳しい状況におかれている事は、本人も理解している。
チームは残留争いで勝つしかない状況。
チームの彼に対する評価は、10番目の選手であるのは間違いない事実。
そう考えれば、彼が出場機会を得るのは、相当難しい。
しかし、彼は、何故その状況の中に、身を置く事を決断したのか。
2日間、密度の濃いお話をしていて、何となくわかったような気がします。
試合に出れない日が続けば、心は揺れ動き、不安だったり、葛藤があったりしているはず。
「何故だ?」「もっと練習を頑張ろう」「またダメか・・・」「もっと練習を!」
こんな事を考えては、また体を動かし全力で練習をする。そして週末の試合ではピッチを眺めるだけに終わる事になるかもしれない。
けれども、彼が下を向いているようには感じないし、むしろ前を向いて、何をすべきなのか、今を受け入れて、次を目指す事を常に考えているように見える。
だから、毎日が充実しているだろうし、この環境にいれることが幸せなんだと、彼と会話をして感じた。
試合中、アップスペースで、チームメイトを大きな声を出して全力で鼓舞する姿を見ていると、彼がピッチの中で、同じようにチームメイトから大声で鼓舞される姿を見るのは、そう遠くない未来に訪れると思う。
あの、満員の会場にプレーした時に、「どうだった?」と彼に聞ける日を、楽しみにしたい。