ミックス大会
「おにっく」ってチームと出会ったのは、1996年4月にオープンした
今はなき調布のフットサルコートで行われていた大会でした。
底がぺったんこの上履きみたいな靴を「フットサルシューズ」だと教えてくれたのも彼らで
めっちゃ人見知りな自分にも人懐っこく近寄ってくれた彼らに
フットサルは体育館でやるものだと聞いて、体育館を借りて遊んでもらったりしていました。
いつも1.5時間くらい「とりかご」して、1.5時間ゲーム。
股抜きは、オニ貯金。出れない出れない(苦笑)
すごい集中力でこの小さい股を閉じてるつもりなのに、絶妙のタイミングで通されてしまう。
飽きなかったなぁ
そんな「おにっく」のみんなと数年ぶりに会って、ミックス大会に出ました。
そこで、少々疑問というか残念に思ったことが。
ベンチから、「おじさん、疲れて動けなくなったぞ!行け!」等々の醜い指示を
こどもプレーヤーに与える大人がいました。
作戦として、相手の情緒不安定を誘うために、そういった挑発発言をする場合もあるでしょうが
こどもに教えるべきでしょうか?
夜、スポーツ番組の松井秀喜選手と桑田真澄さんの対談で、
高校野球最後の舞台を全打席敬遠された松井選手は
「もし自分が相手チームの監督だったら?」という質問に
「どうやってその凄い選手を打ち取るのかを考え、指導する」と答えていました。
「青少年のスポーツでは、勝敗だけでなく、学ぶべきものがあるから」と。
勝ったら嬉しいし、楽しい。もちろんだけど、目の前の勝利だけを見て興奮した大人の指導から
こどもは何を学べるのでしょうか?
「目の前を見ながら、先を想像し、指導する」
難しいことですが、少しずつでも、今を先を、一人一人を全体を、見れる、考えられるようになりたいですね。
青少年の育成。我々の小さな活動が社会をつくるといっても過言ではない。
いつしか、こどもは大人になって社会をつくっていくのですから。